私は夢見る | |
縄で縛られること
即ちそれは 抱きしめられることによく似ている。
動けず、呼吸すらままならず、
ただ 泣き喚くことしかできない。
このまま解かれずに放置されたらきっと死んでしまう。
自らの力では何もできない 幼い子供に戻るようです。
心の底ではきっといつも、退行を望んでいるのでしょう。
ひとりの大人として、社会の一部として生きていかなければいけない。品性と礼節を持ち、美しく在る努力をしなければならない、女性として生まれたのだから。
そういう責任や逃れて
ひとりでは何もできない、無力な子供に戻る。
何もしなくてもいい、何も考えなくていい
ただ、与えられるものを感じていればいい。
それはとても精神的に自由で 心安らぐものです。
絶対的な親という存在が いつだって無条件に守ってくれたように。主の掌中にいる限り、わたしは自由だ。
そんな心の安寧を
たったいっときでも享受できるのならば
それと引き換えに
身体の自由や わたしの人としての尊厳など
今すぐにでも 手放してしまいたいとおもうのです。
私は夢見る。私の 恐怖 が 無くなることを。
私は夢見る。私の 義務 が 無くなることを。
私は夢見る。私の 権威 が 無くなることを。
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